・カードを使った詐欺に注意！

 

オレオレ詐欺から端を発して、様々な形式に広がっている、電話を使った詐欺事件。以前は口座にお金を振り込んで、でしたが、口座はすぐに身元が割れるため、現金を郵送する、直接取りに行く、など様々な手段が発明（？）されました。

 

昨今の流行は、プリペイドカードを送ってほしい、という詐欺です。例えばLINEのアカウントが乗っ取られ、その人になりすました犯人が、友人に向けてLINEを送ります。

 

「今、ネットで手続きをしているんだけど、手持ちのカードが足りなくて困ってるんだ。後でお金は払うから、ちょっとコンビニまで行って○○カードを買ってきて、そのカードの番号を教えてくれない？」

 

iPhoneで有料アプリをダウンロードする際には、クレジットカード登録またはiTunesカードの登録が必要です。iTunesカードは、コンビニなどでも販売している、プリペイド式の電子マネーカードです。購入後にカードの一部をコインなどで削り、その下に書いてある認証コードをiPhoneに入力することで、額面分の金額がApp storeやiTunes musicで利用できるようになります。

 

困っている友人のために、そのカードを購入し、番号を送ってあげます。後日、その友人にカード代金を請求しても、そんなLINE送ってないよ！と言われて、ようやく詐欺被害に気付きます。

 

認証コードさえ入力してしまえば、実際にカードを持っていようがいまいが関係ないシステムですので、残念ながら取り返すことはできません・・・。警察の捜査の網が及びにくい方法として、広く悪用されています。

 

先日は、アメリカの大学生が、9月に入学したばかりの大学の税金を支払え、さもなくば警察に逮捕されるぞ、と脅されて10数万円分のiTunesカードの情報を送ってしまったそうです。

 

いつどこで、犯人が狙っているか分からない、卑劣な犯行です。皆様も十分にお気を付けください。