今回のご依頼は、iPhoneSEのバイブレータ不良です。

 

マナースイッチをカチカチしても、電話を鳴らしてみても、設定画面から色々いじってみても、まったく震えてくれません。

 

それでは、交換修理を試してみましょう。

 

まず考えられるのが、バイブレータ部品そのものの故障です。

バイブレータを取り外すと・・・なんだか茶色く変色している部分があります・・・？

 

「以前に、その辺を濡らしてしまった事があって・・・」

 

iPhoneSEのバイブレータは、本体の左上、マナースイッチの上の辺りに取り付けられています。本体内部には水没反応は無いものの、バイブレータと、その受けになっているケーブル部分が、茶色く変色しています。これが原因か？

 

水没修理用の洗浄液と、綿棒やブラシなどをつかって、茶色くなっている部分を落としてみましょう。

接点がキレイになったら反応してくれるんじゃないかな？・・・無反応のままでした。

 

やはりバイブの部品そのものの不良でしょうか。

お客さんの端末と、お店の検品機、バイブを入れ替えてみると、若干茶色が残っているバイブでも、検品機では震える！

でも検品機のバイブはお客さんの端末では震えない・・・。

 

これでバイブレータ部品の不良ではないことが分かりました。残るは、受けになっているケーブル部品の不良か、本体的な不良です。

 

次にケーブルの部品を入れ替えてみましょう。

先ほど動いた検品機のケーブルと、お客さんの端末のバイブを、お客さんの端末に組み込んで、電源を入れます。

・・・震えない。

 

お客さんの端末から外したケーブルを、検品機に取り付けて動作チェック。

・・・震える。

 

ということで、バイブやケーブルの不良ではなく、本体的な不良であると分かりました。

部品交換では直りませんので、当店では修理不能です・・・。

 

改善手段としては、iOSが最新ではなかったため、最新にバージョンアップしてみると直る可能性があります。

確実な方法としては、アップルさんで本体交換ですが、3万円くらいかかります・・・。

 

不良の原因として考えられるのは、濡らしてしまったことや、本体を落としてしまった衝撃、などが挙げられます。

 

iPhoneは精密機械です。

負担をかける使い方はしないように、ご注意くださいませ。

 

iPhone、iPad、Xperia、Galaxy、Nexusの故障でお困りのときは、お気軽にご相談ください。

絶対に直せます！というお約束はできませんが、出来る限りのことはさせて頂きます。

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