今回のご依頼は、電源が入らないiPhone5sの復旧です。

 

充電ケーブルを挿しこむとリンゴマークが光るものの、すぐに消えてしまう、という状況でした。考えられるのは、バッテリーの不調、ドックコネクタの不調、そして本体の不調です。

 

まずは、バッテリーを取り替えて試します。交換用バッテリーを仮付けして、電源を入れます。リンゴマークが光って・・・！消えました。状況が変わらない、ということはバッテリーやドックの不調ではなく、本体の不調です。

 

次に、iPhoneをパソコンに接続してiTunesから更新または復元を試してみます。今回は、本体の復旧よりもデータを何とかしたい、とのこと。復元（＝初期化）はできませんので、更新を試します。

 

iPhoneをパソコンに接続すると、すでにリカバリーモードでした。本体側でも異常を感知していたようです。それでは「アップデート」ボタンを押して、更新を試してみます。

 

パソコンに更新用プログラムがダウンロードされた後、iPhoneにプログラムが注ぎ込まれます。画面が光り、リンゴマークが点いて、その下にバーが表示されて・・・画面が消えました。エラーで更新できませんでした・・・。

 

一度iTunesを閉じてから開き直したり、USBケーブルのコネクタの位置を替えてみたり、iPhoneを強制再起動したり、いくつか試してみてから再度、更新作業。・・・エラーで更新できず。

 

3回試して、エラーで全滅しました。当店では復旧できませんでした・・・。パソコンを替えてみると、うまく更新できる可能性もありますので、あとはご自宅やお仕事場などでお試しください。

 

全国を飛び回る、インフラ関係のお仕事だそうで、その時に撮影した写真などがiPhone内部に入っていたそうです。4年ほどお使いで、不調を感じ始め、iPhoneに詳しい同僚からは、早くバックアップを取るように勧められていたとのこと。

 

なかなか時間が取れずにいたら、昨日から立ち上がらなくなってしまったそうです・・・。

 

車のシガーソケットから充電し、ナビを使ったりすることもあるとのこと。iPhoneに負担がかかるので、お勧めしていない使い方です。その影響で、起動しないiPhoneになってしまった可能性もあります。

 

充電しながら使うのは、充電と使用という2つの作業を同時にさせることになり、熱が出てバッテリーや本体に負担がかかります。

 

アップル純正アダプター以外を使った充電も、充電中の負担を増やしてしまいます。

 

車で充電しながら、ナビを使っている、の場合は、その両方を満たしてしまっている、非常に負担がかかる使い方ですので、今後はお控えくださいませ。

 

また、重要なデータのバックアップは、iTunesに接続するか、iCloudにバックアップを取るか、何かしらのアクションが必要です。iCloudは、標準は5GBまでしか取れませんので、写真などですとすぐに満杯になってしまいます。月額130円支払って、iCloudの容量を50GBにアップするなどの対策が必要かもしれません。容量さえ増やしてしまえば、ある程度は自動的にバックアップを取ってくれます。

 

iTunesに接続するという手間か、iCloudの容量をアップするというお金か、データを守るためには、何らかのコストも必要になります。

 

本体の使い方と、バックアップについて、ご自身のiPhoneを振り返ってみてください。

 

iPhone、iPad、Xperia、Galaxy、Nexusの不調でお困りの時は、お気軽にご相談ください。絶対に直せる、とはお約束できませんが、できる限りのことはいたします。

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