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IPHONE バッテリーの知識 その1: 充電サイクルとは?
iPhoneを使っている方は、誰しもバッテリーの充電に関して気を使っています。
上の写真はiPhone6のスクリーンを外した時のものです。
この真ん中にある、黒くて細長いのがバッテリーです。
そこで、今日はバッテリーについて少し説明します。
例えば、iPhoneの販売元であるApple社では、「iPhoneでは「充電サイクル」を500回繰り返す
と、バッテリー容量が80%に減ってしまう」と発表されています。
しかしながら、充電サイクルとはなにか、バッテリー容量とは何かの意味を知っていないと、
せっかくApple社がデータを公式データを発表してくれも有効に活用できません。
本日は、アップル社の提供しているデータを活用するために、充電サイクルとはなにか、バッ
テリーの容量とはなんなのかを見ていきましょう。
充電サイクルといわれてもピント来ないのは普通です。
充電サイクルとは、電池の容量が100%から0%まで使い切るということを1サイクルと呼
んでいますが、通常100%までバッテリーを充電し、0%まで使い切る可能性は低いので、
考え方によっては、「充電サイクルが500回」とうのはいつになるのか分からない。
と、考えてもおかしくはありません。
使い方にもよりますが、アイフォンのバッテリーの寿命は、ほぼ2年から3年ぐらいが標準で
す。
なぜ、そうなのか?
これは、充電サイクルの数え方によります。
先ほど、充電サイクルの1サイクルとは”100%までバッテリーを充電し、0%まで使い切
る”と説明しましたが、この1サイクルとは実は、下記のように計算します。
例えば、朝バッテリーを100%まで充電されていました。
ここから、計算が始まります。
今日、夜にバッテリー残量をみたら30%しか残っていませんでした。
つまり、朝から70%のバッテリーを使ったことになります。
当然、バッテリーの残量が30%では不安なので、夜中にまた充電し朝に100%になってい
ました。
その日のお昼に見たら、バッテリーのゲージが70%まで減っていまた。
ここで、朝からバッテリーを30%使ったことになります。、
昨日:70% 使用
今日:30% 使用
とすると、100%に充電した後に
(昨日消費)70%+(本日消費)30%=(昨日と本日で)100%消費
となり、
100%充電 - 100%消費 = 0% で1サイクルとなります。
一言で言えば、100%充電後にバッテリーの消費が合計100%なら1サイクルと考えます
。
アップル社の発表によると、このサイクルが500回になるとバッテリーの容量が80%まで
減ります。
では、バッテリーの容量とは何か?
簡単に言えば、バッテリーの充電できる容量が減ります。
たとえるなら、今までは一本の瓶に1リットルまで醤油を入れることが出来たのに、この瓶を
500回使ったら800ccしか入らなくなったという感じです。
したがって、バッテリーの容量が100%と表示されても、充電サイクルが500回を越して
しまうと、フル充電を行ったとして買った時と比較して80%と同じ容量になります。
結果、100%充電したはずなのにバッテリーの持ちが最近悪い、と感じるようになります。
それは、充電の表示が同じ100%だとしても、以前に比べて最初から2割も充電量が減って
いるからです。
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