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iPhone修理コラム

「iPhoneは使用できません」の恐怖、パスコードは諸刃の剣:横浜店

iPhoneを修理しようと思ったら「iPhoneは使用できません」になっていた・・・その恐怖が久しぶりに起こってしまいました。

 

今回のご依頼は、iPhone6sの修理です。おもに海外で使っている予備機の黒いヤツと白いヤツ。どちらも画面が割れています。

 

白いほうは、充電が無い状態で立ち上がりません。充電ケーブルに挿しておきます。

 

黒いほうは、割れて黒いシミと線が出ていますが、タッチは出来る状態でした。液晶画面の交換修理でキレイに直りました!

 

さて白いほうはそろそろ立ち上がったかな?と見てみますと、「iPhoneは使用できません」・・・。しかも「iTunesに接続」と出ている最終段階です。

 

このiPhoneを使える状態にするためには、データを初期化しなければいけません。今回の端末は予備機なので、写真等のデータを取り出したかったのですが、この状態ではもうデータは取り出せません。

 

白いiPhone6sは修理せずに、そのままお返しとなりました。

 

この現象はiPhoneの故障ではありません。パスコードを設定していると起こりうる現象です。

 

パスコードはセキュリティです。連続で間違えたりしたら、持主ではない人がiPhoneを使おうとしているのかもしれません、とiPhoneが警戒します。

 

6回連続で間違えたら、「iPhoneは使用できません」と表示されます。最初は「1分後にやり直してください」ですので1分間待てば再度、パスコードを入力できるようになります。

 

さらに間違えてしまうと、3分、5分、15分、60分と、やり直すまでの時間が延長されます。

 

さらに間違えてしまった、合計で11回連続で間違えてしまうと、最終段階の「iTunesに接続」表示となります。iTunesに接続して初期化しなければ、iPhoneは使用できない状態です。

 

持主じゃない人がロック解除しようとしているから、情報を守るために初期化しなければいけなくしまーす!というセキュリティですので、この状態からデータを抜き出すことは不可能です。

 

画面が割れてしまったりして、押していないのに勝手に反応してしまうケースがあります。今回もそのケースだと思います。アラームは鳴り続けていて、解除しようとボタンを押したら表示された画面に勝手に入力されていましたし・・・。

 

この状態から当店で出来ることは、初期化のお手伝いと、初期設定のお手伝いです。iCloudにデータが残っていれば、そこまでは復旧できるかもしれません。

データについてはお約束できませんが、iPhoneとして使える状態までは戻せると思います。

お困りのときはお気軽にご相談ください。

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