iPhoneでの通話中に、相手の声が聞こえなくて・・・そんなお問合せが増えてきました。iPhoneの中で何が起こっているのか、対処法について考えてみましょう。

 

iPhoneには、2つのスピーカーがあります。通話の時に耳を当てる場所に一つと、本体の下に開いている穴の、右側の奥に一つです。音楽や着信音は、下のスピーカーから鳴ります。音楽は聞こえるのに通話が聞こえないのであれば、その原因は・・・

 

穴が詰まっているだけかもしれません。

耳を当てる部分のスリットから音が聞こえるのですが、案外、掃除しない場所です。歯ブラシで軽くこすったり、やわらかい綿棒で拭いてみたり。それだけで直れば一安心です。また、ケースや強化ガラスなどで、スリットをふさいでしまっている場合もありますので、見直してみるとよいでしょう。

 

清掃で改善しない時には、機械的な不良が考えられますが、まずは手っ取り早く電源を切ってしまうことです。スリープボタンを長押しで、スライドして電源をきります。ちょっとした不具合ならば、それだけで改善される場合があります。

 

まだ直らなければ、強制リセットをお試しください。ホームボタンとスリープボタンを、同時に10秒間ほど押し続けてください。スライドして、よりも多くの不具合が直る可能性があります。

 

まだまだ直らないのならば、バックアップからの復元を試してみましょう。パソコンなどでiTunesにバックアップして、iPhoneを初期化したのち、バックアップから復元します。

 

これでも直らないなら、イヤホン部品の故障でしょう。あるいは、フロントカメラやスピーカー通話状態のマイクの調子も悪いようであれば、スピーカーを包み込むフロントガラスのパーツに不具合があるのかもしれません。

 

iPhoneにセットで付いてくるイヤホンを使って通話が可能であれば、それを使い続ける事もできますが、少々不便ですよね。アップルの保証があるなら期間内に直してもらいましょう。

 

保証外なら正規店の修理費はかなり高いため、非正規店でスピーカーやフロントカメラのパーツだけ交換してもらうのがお得です。まずは料金表をチェックしてみましょう。