スマホの中でも比較的高価なiPhoneですが、消耗品なので長く使うほど修理が必要になりやすいですね。とくにバッテリーに関しては一番酷使される部分なので、持ちが悪くなると修理交換をお願いする人は多いでしょう。

 

このバッテリー交換についてはいくつかの方法があり、どの方法にて交換するかで費用も変わります。お使いのiPhoneのバッテリーが気になるなら、交換方法と費用を見比べて、自分はどうするべきか考えてみましょう。

 

＜保証期間内なら無料！正規店のバッテリー交換サービスについて＞

iPhoneのバッテリー交換サービスの中で、真っ先に検討したいのが『正規店の交換サービス』です。バッテリー以外の不具合も見てくれますが、バッテリーの交換のみで見た場合、以下のような特徴があります。

 

・保証期間内で、バッテリーの最大容量が購入時の80％以下なら無償交換

・保証期間外なら機種に関わらず10152円

・Apple側が認めた特殊な不具合なら保証期間に関わらず無償交換

 

正規店で注目すべきは『保証期間内なら無料』という点です。iPhoneには1年間の保証が常に付属していますから、「1年も使っていないのにバッテリーが異常に減りやすい…」と思ったら、交換をお願いすると良いでしょう。

 

なお、この保証期間は『AppleCare』に加入すれば2年間に引き延ばせます。2年後となれば多くの人が80％以下の容量になっていますので、長く使いたいなら保証期間内に交換をしておきましょう。

 

＜非正規店にも利点アリ！古い機種ならお得に交換可能？＞

iPhoneのバッテリー交換を頼むことができるのは正規店だけではありません。非正規店の交換サービスも存在します。正規店のほうが優れていると思ってしまいがちですが、実は非正規店のサービスにも隠れた利点があるのです。

 

・古いiPhoneほど料金が安くなる

・持ち込み可能なら即日対応な上にデータ消去も不要

・公式のサポート外になったiPhoneでも対応してもらえる可能性あり

 

最新機種なら正規店とあまり変わらないのですが、実は古いiPhoneなら非正規店のほうが安くなるという点には注目です。正規店では機種に関わらず一律なのに対し、古いほど安くなる非正規店なら、長く同じ機種を使う人ほどお得なわけです。

 

ほかにもデータ消去が不要で即日持ち帰りができたり、公式がサポートしなくなったiPhoneも直してくれたりするので、非正規店も場合によっては十分検討できます。

 

＜いっそのこと買い替えも？古いiPhoneの隠れた活用術＞

今まで愛用していたiPhoneのバッテリーが弱ってくる頃、多くの場合は新たなiPhoneが販売されていることでしょう。そんなときは、バッテリーが弱ったiPhoneを手放し、新たなiPhoneを購入するのも一つの選択肢です。

 

そうすればバッテリーが新しくなるだけではなく、いくつかの恩恵があります。

 

・新しい高性能なiPhoneが使える

・古いiPhoneを下取りに出してお得に乗り換えられる

 

バッテリー交換に比べると手間も多いですが、キャリアでiPhoneを購入すると契約の都合上、2年目以降は月額料金が高くなるケースも多いです（2016年5月現在）。その上バッテリー持ちも悪くなっているのなら、買い替えも決して間違った判断ではありません。

 

しかも今はiPhoneの買い取りや下取りを行う店も多く、ほかのスマホより高値が付きやすいのも魅力です。バッテリー以外も新しくしたいのなら、古い機種を違った形で活用しましょう。

 

ただし、新しいiPhoneを入手する場合は機種変更手数料や新しいアクセサリーの購入など、端末代以外の費用も少なからず発生します。バッテリーを交換修理するべきか、新型に買い換えるべきか、まずは修理店に立ち寄って相談してみるというのも良いのではないでしょうか。