・iPhone7は「耐水」

 

iPhone7のスペック情報がリークされました。

 

・バッテリー容量：10%ほど増加

・メモリ：iPhone7Plusは2GB→3GBに

・カメラ：1200万画素。iPhone7Plusはデュアルカメラ

・防水機能：IPX7（Apple Watchと同等）

 

気になる防水機能の、IPX7とは何ぞや？といいますと、防塵・防水の国際的な保護規格の一つです。

 

Xは防塵試験をしていない事を示します。

 

7は、防水規格の最高8の、一つ下のランクです。8は完全防水を表す規格ですが、7は「水深1mの水中に30分間沈めておいても、内部に浸水しない」事を示します。一時的に水没しても大丈夫なように作ってありますよ、でも推奨はしません。というレベルです。

 

また、この規格にはいくつかの条件があり、

 

・常温

・水道水

・静水

 

つまり、水道水を貯めて中の水が動くことがない環境ならば、1mの深さに30分浸しても大丈夫でしょう。・・・それって、どんな環境でしょうか？海や川、プールやお風呂は、条件に当てはまりませんので、ご注意ください。

 

 

・水道水以外はとても厳しい

 

これまで、当店にはさまざまな水没修理が持ち込まれてきました。

 

水没修理は、復旧できるかどうか、試してみないと分からない、五分五分のところがあります。水道水や、まあ、トイレなどでも、復旧できる場合は十分にありえます。

 

しかし、水に不純物が多く含まれていますと、復旧できる可能性はどんどん低くなります。

 

・海：塩分がとても宜しくない・・・

・洗濯機：洗剤がとても宜しくない・・・

・お風呂：入浴後の皮脂がとても宜しくない・・・

 

また、酔っ払ってしまった時に怖いのは、お酒による水没です。ビール、日本酒、ワイン、エトセトラ。水分以外の不純物が多く含まれています。

 

酔っ払って寝てしまい、朝起きたら水没していたみたいで、電源が入らない。

といった修理ご依頼もありました。・・・なぜ水没だと思われたのだろう？何か記憶が残っていたのでしょうか。

 

一番、びっくりしたエピソードは。

 

酔っ払った勢いで、iPhoneをグラスの中に沈めてみた。お酒の中でもしっかりと映っていたので、すごいなiPhone！とみんなで笑っていた。

 

気付いたら映らなくなっていました、って、そりゃあそうです！当たり前です！

 

iPhoneの中は、カクテルの糖分でしょうか？ベトベトになっていて、復旧は叶いませんでした。

 

他にも、食卓においておいたら、ソースをこぼしてしまった・・・。これも中はベトベトでした・・・。

 

iPhoneを手放したくない気持ちは分かりますが、食事中、お酒を楽しみ中、不測の事態に備えて、しっかりとカバンの中などにしまっておいたほうが良さそうですよ。